菊からマムへ

日本人に親しまれてきた菊はつぼみの状態で販売されて、1年通して手に入りやすく、日持ちもするため主に仏花や墓花、葬式花として飾られてきました。そのため菊に対する日本人のイメージはお悔みが大半を占めます。

 反対にヨーロッパ地方でのマムのイメージは満開の華やかなお花で、お祝い、誕生日など日本とは真逆のイメージを持っています。

そこで日本の生産者さんや種苗会社は品種改良を重ね、日持ちがよい菊をマムと称して日常的な花という世界の認識を日本でも浸透させようと日々努力をしています。


 今までの慣習にとらわれることなく、マムの持つ魅力を最大限に引き出せるような花合わせや色合わせをしてお客様に提案したいと思い、ハナノミセMadkaでは積極的にマムをブーケやアレンジメント、日常に飾っていただけるように提案しています。


幅広い菊の仲間たち

菊の仲間は幅広く、植物全体で最も進化し、最も分化している植物とされている(ウィキペディアより)

春に野に咲くタンポポやサラダやサンドイッチなどなじみ深いレタスもキク科です。もちろん生花店で扱うお花もキク科は本当に多いです。例えばひまわり、コスモス、ダリア、ガーベラ、カモミールなどなど。


贈り物に菊はだめでキク科は平気というのもなんだか不思議な感じがします。やはり菊の持つイメージを変えることで菊の可能性は広がりそうです。